嬉しいとか楽しいとか恋しいとかそういうの全部

V6とSexyZone沼でゆらゆら流れつつ赤い薔薇に誓っています 

健くん一生笑っててほしい(二十日鼠と人間感想)

2018/10/06 二十日鼠と人間 東京グローブ座

見てきました。健くんのお芝居見るのはじめて。
ひたすら舞台の感想を書いたらめっちゃ長くなりました。

ラブリーベイベー、ULTRAPURE、SomeGirl(s)などなどを見てこなかった罪は消えないけれども*1念願は果たしました!!見てよかった!!!

初グローブ座でしたが行きやすかったです。
新大久保駅から5分くらいのところにありました。18時からの回で早めに行ったので人の波をたどったらすぐわかった。
健くんの特大ポスターめっちゃ高まります。
まわりには特に何もなかったので開場までの時間ひたすら角度を変えて健くんのポスターを撮り続けました。
あと、話題のアクリルスタンドを三宅健で手に入れることができるとは思わなかったよ!!!意味わからんくらいかわいいぞ!!!!!!
今度ディズニー行ったら絶対チプデとか背景のアクスタ買う。並べる。


そしてお席が奇跡の1回2列目真ん中らへんでね!!!
健くん最初出てきた時声出さないように必死。めちゃめちゃ手を握りしめた。
もうねえ…すごい…すごい見える…。やばい…。
座った時点でちっか!!ってなって前方1列目中央くらいのお席の方々も同じような顔してて目合わせて「…!…!!!」みたいな声にならない会話をした。
ね、やばいよね。言葉がなくても通じ合った。
 
ネタバレしない範囲での感想は

・グローブ座狭い!!近い!!!2階席でもオペラグラスなしでいけるんじゃないかな?

三宅健がまじできれい。肌の透明感がすごい ・骨格が可憐 鼻筋が芸術 健くんの輪郭落ちの三宅担になれる

・手の甲の筋が男らしい お辞儀した時の首筋白い 髪の生え際すらかわいい 唇がすごいピンク

・健くんどの角度でどんな距離から見てもきれい。すごい。下から見上げてても美しいってすごくないか。健くんの輪郭担になる。

・めちゃめちゃかっこいいのにふとした瞬間が美人 目がくりくりかつギラギラ 最高

・健くんほんとお顔がかわいいのはみなさんご存知の通りなんだけど手が男らしくてときめく。血管…血管が見える…!!!!

・健くん頼むから何でもいいからいつ何時も幸せでいてくれ

といった感じです。

見終わったときには人と人とのつながりってなんなんだろうってこととか、あの世界での幸せは何だったのかななんてことを考え続けていました。
余談ですが帰りの飛行機で音楽シャッフル再生してて東京事変の落日が流れてきたときめちゃめちゃしんどくなりました。
ジョージに思いを馳せて聞いてみてください。しんどくておすすめです。

健くんのファンとしては「健くん;;;;幸せに生きて;;;ずっと幸せでいてね;;;」という気持ち。
もう切なさでいっぱいになってしまって物語のみに留まらず健くん個人に対しても切ない気持ちになる。
健くんには一生、できる限り楽しく穏やかに幸せに笑っててほしいよ!!!なんでもいいから笑っててほしいんだよ!!それだけでいいんだよ!!!聞いてるかそこの週刊誌!!(突然喧嘩を売る)
 
 
 

!!!こっからネタバレありありの感想ですお気を付けください!!!

 

 
1回しか観られないことをふまえて原作既読で行きました。多分これは正しかったと思う。結末を知っててもラストが辛かった。知らなかったら1回じゃきっと飲み込めない。
でももし複数回見れたなら結末知らないまま見てみたかった気がする。
後半ずっとこれから迫ってくるラストのことを考えて悲しくなっちゃったし。
 
見終わったときの感想を一言で言うとしんどい。
しんどいよ〜〜めっちゃ引きずる〜〜こんなに泣いたの久しぶり〜〜!!!
健くんというか、ジョージの「一緒にいてほしいよ」って言葉が丸2日くらいずっとずっと離れなくてあれを思い出すだけで涙が出そう。一緒にいたかったんだよ…。
もうだめV6の中で楽しく笑ってる健くんが見れないと無理…。
 

〇ジョージ(と三宅健)についての感想
昔のアメリカの季節労働者のお話。農場を転々として日銭を稼いで暮らすような人たち。ジョージとレニーもその中の労働者で、どちらも身寄りはなく小柄で賢いジョージと大きく力は強いが頭の回らないレニーの二人で「小さな土地」を買って自分たちの農場を持つことを夢見ている。
 
原作読んだ時にはジョージは頭の切れる小柄で粗野な男って感じのイメージ。
序盤のレニーにまくしたててるとことかはレニーには怒りつつも諦めているってイメージだったけど、健くんのジョージはヤンキー。
面倒見のいいヤンキー。情緒が不安定でもあるヤンキー。
序盤のレニーにまくしたててる所はレニーの存在が本気で鬱陶しくてもどかしいんだろうなって。

レニーに馬乗りになってるとことかレニーにキレてベッド蹴ったりするとことか丸めた毛布片手でぶん回して上の段に置くとことか容赦なくビンタするとことかレニーにやっちまえ!ってけしかけるとことかその他もろもろ血の気の多い感じが三宅健のファンとしてはゾクゾクしましたね。
物語通して血の気の多いヤンキーなんだけど、ジョージは利口だからキレる相手は選んでる(でも結局キレる)って感じ。でもだいたい我慢するべきとこでもキレるときはレニーのためだったり二人の夢が妨げられそうだったりした時なんだよなあ。
 
1番初めに健くん声ちょっと枯れてるかな?って思ったけどあれだけ叫んでたらそうだわ…。舞台中、特に1幕の間は8割怒鳴ってましたね。
あと序盤レニーにキレながら麦を切り裂きまわる健くんの動きめっちゃキレがいい。さすがV6。
そしてさっきまでナイフぶん回してキレてたと思ったらレニーがちゃんと出来れば頭ポンポンするしレニーが1人で暮らす!って言ったらちゃんと一緒にいてほしいよって返すしジョージに普通にキュンとする。激しめのツンデレ(?) 
 
雑談みたいなとこではは、って漏れる笑いにたまに健くんを感じた。

・ビジュが良い

ジョージがレニーに大事なことを言い聞かせる時に毎回やるおててキツネがかわいい。あとキツネしてる健くんの手の白さがすごい。健くんの肌色美しい。真珠かな?
レニー役の人と並ぶと肌の白さ際立つ。なんなら宝塚の人と並んでも透明感張ってた。強い。手の骨格もきれい。

あと健くん「小柄で利口な男」の役がビジュアル的にハマるなあって思った。健くんのスタイルが元から動いてる人だから締まってるのもあって、背中とかが立ち姿が小さいんだけどちょろちょろしてるとかの小物感がなくて、ちゃんと小柄だけど頭の切れる男って感じの背中でした。かっこいい。
あと、ジョージはしきりに髪をガシガシするんだけどそれがまたかっこいいんだわ…。
いつもきっちりセットの健くんだけどのぐしゃっとなった髪を2時間半見られる幸せがあるよ!!!

衣装は昔アメリカの農場だからそれらしいチェックのシャツとデニムなんだけど、普通にお洒落でした。チェックが似合うなあ三宅健(39)は…。
髪色が明るめになってたのもあって完全に2列目から見ても20代に見えました。若者だった。
 
・ジョージの動作がかっこいい
 
カーリー(農場のボスの息子)が来た時レニーが目をつけられないようにベッドの向こうでうずくまるレニーと、その手前の柱で腕組んで静かにたってるジョージ。
ジョージめっちゃかっこよくない??レニーのことはったおしながら(時にはナイフすら向けてぶち切れながら)絶対守れる場所にいるんだよなあ…。

ジャニオタの心としては健くんのナチュラルに出てくる暴力にときめいた。そんな軽やかに殴れるんだね健くん~~!!♡♡
 
細かいとこだと、レニーが納屋から持ってきた子犬(ぬいぐるみ)を取り上る時にちょいちょいって子犬の顎の下を撫でるのがリアルだった。
三宅健を感じたのに加えてジョージとしても面倒みの良さが見て取れる…。好き…。
それと初めて農場でボスに会う時にレニーに喋らせないためジョージが前に出るとき、「じゃあやったるか」って感じで唇を親指で拭うのがさり気なくて大変にかっこよかった。

ジョージがちょっと下卑た話をする時の笑い方もかっこいい。ちょっと馬鹿にしたような感じのニヤって笑い方。
あけすけな、女を買う買わないみたいな話も会話として出てくるんだけど、こちら「女なんて金で買うのが一番だ!」などといった発言をする健くんになかなか興奮しました。

1幕はほとんど健くんでずっぱり。1時間半くらいずっと舞台の上でしゃべってたよすごい。 
健くんの声って誰にでも聞き取りやすいかと言われるとそうでもない…と思うので、舞台でははっきりと低めにしゃべり続ける(しかもジョージはしきりに怒鳴る)の大変。
でもセリフを噛んだっていうか詰まったってわかったところが舞台2時間半通して1回しかなかった。
すごい。役者さんとしては当たり前かもだけどすごい。
 
〇登場人物について
 
登場人物みんな生きてたなぁ。飯場(?)にいるときの農場のみんな楽しそうでかわいかった。
ものすごい悪人が誰もいないところがなんかまたなんとも言えないんだよね…。みんな人間臭いキャラクターだった。

ざっくり言うと
・ボス…金持ち。ボスの割にいい人。
・カーリー…ボスの息子。自分が小さいからでかい男が気に入らない。最近結婚したが奥さんが美人な上にふらふら男ひっかけそうでめっちゃ不安
・カーリーの妻…いいとこのお嬢さんだったが嫁いで来たら周りに何もなくてつまらないし暇。女優になる夢、華やかな暮らしへの夢が捨てられない。
・キャンディ…この農場で片手を失くして掃除夫になったじいちゃん。よく喋る。子犬のころから一緒にいる犬を大事にしている。
・スリム…ラマ使うのがめっちゃうまい。すごいいい人。そしていい声。
・農場のゆかいな仲間たち…みんな基本はおもろい人。(雑)

私の想像だけでは見えなかった細かいとこが沢山あってすごく全員が生きてるって感じられた。原作は読んである程度イメージはあったんだけど、舞台を見てからそれぞれがこんな人間だったんだ、こんな風に生きてたんだってくっきり見えた感じ。

全体的に(読み込み浅かったのもあるけど)登場人物の解釈が結構私の思ってたのと違ってて、でもすごくしっくり来た。むしろ想像していたよりも好きな世界だった。
セリフだけ見てたらうじうじしてるなぁとか思ってた部分も舞台でのセリフを聞くとああ、この人はこういう人でこう考えてるんだ。って納得出来た。
舞台の上で全員が生きてたからなんだろうな。
  
序盤のキャンディ爺さんめっちゃ癒し。かわいい、うん。
キャンディじいさんってもっと卑屈な感じっていうか、しめっぽいじいさんだと思ってたんだけどすごい朗らかでかわいいじいさんだったのが意外だった。
 
レニーがかわいい。
小説だけだとこんなにかわいい人だと思って読んでなかったな。
ほんとに「大きい赤ちゃん」だった。そしてレニーがかわいければかわいいほどラストが辛かった…。
 
何回も言うけどレニーがいちいちかわいいんだよなぁ…。いつか二人で暮らす「小さい土地」のことを、ジョージ話してよ!!ってはしゃぐレニーがほんと…ほんとかわいいし…。
ジョージがこいつは働きますよとか褒めてるとこでこっそりにやにやしてるのもかわいいし何かあるといつもジョージ!って呼ぶのジョージがほんとに好きなんだなってわかってかわいかった…いい子なんだよ…泣く…。
 
スージーばあさんの話するあいつかわいかったね。あの、なんだっけジョージのことジョニーって呼びまくるあの彼です。今ちょっと名前出てこない、なんだっけ。
 
スリムがあの世界で1人まじ聖人だった。あと声がとてもよかった…。
でもパンフレットに「怖い人だ」ってあった通り、みんな狭い視野で必死で生きてたあの世界で中立を保ってるのは不自然っちゃ不自然なのかもしれない。
常に全てのものから一歩引いてるような感じ。だからこそジョージもレニーに思うことをポロっと言えたのかもしれないけど。
ボスが比較的いい人だったりスリムがいたり、他もみんな基本気のいい人ばかりだったからいつもの農場よりもジョージは気を抜けていたのかもしれないね…。
 
途中のスリムにレニーの話をしてるジョージは表情がすごくかわいかった…。
笑い話みたいに話しててもジョージにはレニーが大切なんだなぁってすごくわかった…うっしんどい…。

ジョージにとってのレニーはお荷物でもあったし一緒にいれば賢く見えるって打算もなくはなかっただろうけど、そんなことよりもこの世界では、身寄りもなくて自分のものもなくてみんながみんなお互いを怖がっているような中、バカでも純粋で自分を慕ってきて何もかもすぐに忘れて笑ってるレニーはジョージの人間性を保ってくれる大事なものだったんだろうな。
馬鹿だなって言いながら愛してたんだよなあ。
 
ジョージ側から見ればカーリーの妻はただただ邪魔者なんだけど、カーリーの妻の言うこともわかるよ。…色目使うのはいただけないけども。
あと花乃まりあさんめっちゃ綺麗。喋り方が宝塚。控えめのトーンで話す時も綺麗に声が響くからすごいなぁと思った。
主人公側から見れば厄介だけどこの人もまあ気の毒といえば気の毒…というか中身が子供のままだったのかな。すぐムキになるとことか、レニーとお互い一方的に話してすごい楽しそうにしてるとことかを見るとそんな印象。

 ジョージとカーリーの妻ははなからバチバチしてたねぇ。でもなんかあの二人似てたしあんだけお互いぶつかり合える相手少なくともこの世界の中ではいなかったから、なんかこう、少女漫画ならくっついてるなこの二人って感じ(?)
  
カーリーの小物感がわかりやすくてよい。それに真正面から気に入らないって顔を向けるジョージがまたかっこいいんだ。

舞台で見ると衣装とか髪のセットとかで労働者とボス、その息子の階級っていうか暮らし方の差がはっきり見えて、あの時代あの世界でのその立場の差って大きいんだなーってわかりやすい。そういうカーリーにはっきりとではないにしても反抗心むき出しなジョージってやっぱり割と血の気が多い。
身寄りのない労働者の中でもあの振る舞いができるのはやっぱり結構頭が切れて一目置かれてたんでしょうね。レニーを扱えるってとこもあったかな。それにしても割とすぐさま喧嘩を売りたがるな君は…。

ジョージは賢くて現状が不満で、今を変えてやろうっていう気持ちが大きい。
もしもレニーがいなければジョージはまあ本人の言う通り上手いこと稼いでもうちょっと楽な仕事して女買って酒飲んで遊んで楽しく暮らして、それで今よりもむなしいままだったんだろうな。
頭がいいから人に心を開けないというか、基本打算で見ちゃう感じの人っぽいし。
そんなジョージがレニーといるのはやっぱり不思議なことだよね。レニーといるのなんてほぼプラマイで利点がないのに一緒にいたんだよなあ。
ほっとけなくて大切で、救われてたんだよなあ。
  
〇キャンディの犬の話

ラストにもつながる、もう自力で生きられないくらいによぼよぼでそれでもキャンディが大切にしていた犬の話。
農場の労働者の一人のカールソンがキャンディの犬の臭いに苛立っていて、生きるのもつらそうなんだから無理に生かさないで殺してやれ、俺が撃ってやると言って処分してしまう。

キャンディじいさんの犬がさぁ…つらい…。
カールソンはなんで犬の存在にあんなにも怒ってたのかって思ってたけど、
陽気にやってる中でも何度も言われるように労働者は孤独で鬱憤が溜まってて、そんな中で臭うって言ってるのに生きる意味がないように見える犬を生かすキャンディを見ていてイラついたのかな。

不毛なことをしているキャンディが理解できないし。共同生活の中での匂いは相当気になるとは思うし、そんな犬を連れてくるじいさんに苛立つのはもちろん犬自身がもう生きる力もないくらいよぼよぼでそれをする生かしていること、不合理なことをしている姿にも腹が立ってた。

身寄りがなくて日銭を稼いで週末にパーっと遊ぶみたいなことを繰り返してる労働者だから余計な手間を増やして無駄なことをしているキャンディが目障りだったんかなぁと思う。あときっと銃を使いたかったんですねカールソンは…。
そのくらいの理由で良かれと思ってくらいの勢いでカールソンは犬を始末したがったんじゃないかな。「存在しているだけでいい」っていうもののことをきっと知らなかったから。
そうそう連れ立って行動するようなやつらは多くない、「お互いがお互いを怖がっている」世界の中の話だったから、カールソンの感覚がきっと普通だったんだろうと思う。
  
ジョージが犬の話をキャンディの犬からそらそうとして声を上げてるとことか「うっこのヤンキー優しい…」ってキュンとするんだけど助け舟を出したのはその一度だけで、カールソンを強くは止められないのがまたなぁ…。
ジョージだけじゃなくてあの場にいた全員だけど…。雑誌持ち出したりしてカールソン止めようとしてくれた人もいて、カードいじって話をそらそうとして、それでもカールソンは収まらないし。
みんなカールソンの言うことはわかるんだよね。きっとなにやってんだこのじいさんとはみんな思ってて、でもキャンディが犬を大切にしてるのもわかってて見て見ぬふりをしていたことだったんだろうな。
  
そしてキャンディじいさんの犬の話出た後辺りからラストに向かってるのがわかってなぁ…。「自分で撃つべきだった」ってセリフが出た時にすでにラストを思い出してあぁ…って思った…。

そのあとじっとしていたキャンディが小さな土地の話に入ってきて夢の実現が見えてきて喜ぶジョージとてもかわいい。3人でそんな生活ができたらきっと楽しかったんだろうね。

キャンディもまた辛いんだよなあ。片手を失っていつまで働けるかわからなくてそれでも明るく、多分そういう不安や惨めさをごまかして暮らしてて、そしてジョージとレニーのようにキャンディには犬がいたんだよ。
その犬さえ失くして、でもジョージとレニーの二人が話す小さな土地に希望を見てまた起き上がったんだよなあ…。
ただ単に土地を持てるってだけじゃなくて、一人では何もできないようなレニーとジョージが一緒にいる姿にはきっとキャンディにとって「それでも生きていていいんだ」って希望があったし、悪意が全くないレニーと一緒にいることも安らぎがあっただろうし…。

「あの犬は自分で撃つべきだった」って言葉はラストの鍵なんだと思うんだけどさらっと、ふと思ったみたいに言われてたのが意外だった。
 
〇1幕終盤~ラスト
 
レニーがその力の強さからカーリーの妻を殺してしまって、ジョージがレニーを撃って幕を下ろす。

急展開のようでいて、1幕の終盤から伏線も不穏な気配も漂っていたと思う。
小さな土地の算段もたって、順調に進んでいるようでいて、なにかちょっとでも間違えると壊れてしまいそうな微妙な緊張感があった。このへんのもやもやした緊張は舞台ならではでした。
 
カーリーとの喧嘩で大きな赤ちゃんのレニーの恐ろしさが初めて見える。
カーリーに殴られながら何もできずに「ジョージやめさせてよ!」って叫ぶレニーも ついに「やっちまえレニーやっちまえ!」って叫ぶジョージもなんかこう、痛々しかった…。
言われるがままレニーはカーリーに反撃して手の骨を粉々にしてしまうわけだけども。

あそこで逃げられなかった、止められなかった、結局やってしまったジョージとレニーはやっぱり結局ああいうラストを迎えるしかなかったのかなと思う。
もしもレニーが逃げきれれば、力の加減ができれば、ジョージがあの場を収められたら、って思うけど無理なことだったのかなあ。
 
2幕の開始とかもう手が冷えてた…。だって終わりが見えるんだよ…。
 
黒人のあの人とのやりとりがコミカルでかわいかった。あそこで初めてレニーがジョージと一緒にいない場面なんだけど、あのなんつったっけ。ほんと名前出てこない。*2
あの黒人の人からされた「ジョージが帰ってこないかもしれない」ってたとえ話だけで椅子で殴りつけようとしてしまうとこで危うさがじわじわ見えてくるよね。ジョージはレニーを依存させすぎてしまったのかもしれないねえ…。きっとそれがかわいかったんだろうとも思うけど…。
 
最初は拒否してたのに結局自分の部屋にずいずいレニーにもキャンディにも上がり込まれる黒人さんかわいくて笑う。
ジョージの頭の良さと覚悟と、レニーの純粋さを見てたらあのひねくれてた黒人さんも夢を見たくなってたのがなんともまた…。
小さな土地の話をする3人が希望に満ちてて楽しそうでかわいくて、でも最後のことを思うともうこれ以上みんなのことを好きにさせないでくれ…!って思ってた。
そのまま小さな土地で幸せに暮らしてくれよ…。
 
ここでカーリーの妻がカーリーの手をやったのは誰なのか聞きに来て、レニー(というかカーリーに逆らえる男)に取り入ろうとする。気の毒といえばそうなんだけどね…。話し相手がほしかったのもそうだけど、気に入られたいというかちやほやもされたかったんだろうな。みんながカーリーを恐れて避けるからまたああやって悪化してたんだよね。
ボスが現れたとこで「ほらな」って心底諦めたように響く黒人さんの声がぞっとした。もう楽しい時間が終わるのがわかる…。
 
レニーが納屋で、殺してしまった子犬を隠そうとする場面が来る。
私ここでもう泣きそう。
子犬を殺したことよりもジョージに怒られる、ウサギの世話ができないってことで頭がいっぱいのレニーは悪い子ではないけれど本当にバカでなあ…。しんどい…。
 
そこに来るカーリーの妻はかわいくて美人で、すごく子供だった。
あんたって大きな赤ちゃんねって言うんだけど話してる内容あんまり変わらないからね!!平行線上で会話してるけど二人とも夢の話を一方的にしてる。
こんなとこでこんなことをしていたくないってみんなが思っててみんなが夢を見てみんなが諦める、そういう時代でそういう世界だったのかもしれない…。つらい…。
 
レニーが妻をあまりにあっけなく殺してしまう。
相変わらずジョージに怒られることしか考えていなかった。カーリーの妻をそのままにして最初の言いつけ通りに茂みに隠れに行ってしまった。
その時点でやっぱりもうきっとダメだったんだろうな。その感覚と力を持ったまま普通に暮らすのは限界だったのかもしれない。
 
キャンディが死体を見つけて、ジョージを呼んで。もうここからずっと泣いてた。
なんでこうなってしまったんだろうね。

無理だってわかっててもキャンディが二人でもいいから土地を買おうって縋り付くとこが気持ちはわかるけど無理だよやめなよって、なんか、怒りでもなくて、もうどうしようもない悲しさと諦めがこみ上げてきて、多分これを濃縮したのがあのときのジョージの気持ちだったんだろうな。
ジョージとレニーの、俺たち二人の土地だったんだよなあ…。

このままだと自分が関わっていると疑われるから、ってとこまであの状況でも頭は回るのに、レニーを閉じ込めておけないだろうかって言うジョージはあり得ないって自分でもわかってて、でも認めたくなくてそうやって提案してて、もうなんかもう…どんどんどこにも行けないって実感がわいてくるようで辛い…。
声を上げて泣いて、カーリーの妻の死体を罵倒するキャンディの気持ちもまたわかるよ…。誰も決定的に悪い人なんていないんだよ…。おいおい泣きながら人を呼びに行くキャンディも辛い。だってきっと犬を失ってしがみついた生きる希望だったのに。
 
スリムに改めてレニーを閉じ込めてはおけないかって提案するジョージが今までになく必死でなあ…。スリムにそうやって訴えてそれは無理だって言われるともういよいよどこにも道がない実感がわいてしまうな…キャンディの犬もそうだったけど…。
スリムはいつも正しいから意図せず終わりを宣告するようなところにいるね…。
 
〇最初の茂みで落ち合うジョージとレニー
 
もうここから先のジョージとレニーのやりとりが苦しくて苦しくて。

いつもと変わらない、なにもわかってないレニーと全部わかってしまっているジョージが最初とほとんど同じ会話をするんだよね。

ここでなんかさあ。舞台の上でも何度もジョージとレニーは同じ会話をしてきたけどきっともう何度も何度も何年もずっと昔からおなじ会話をしてきたんだなって思えて…。
健くんがジョージとしてこんな暮らしをしてこんなことがあったんだろうってことを書き出すって言ってたけど、そういう、子供のころからレニーと過ごした思い出があることすごく伝わってきたんだよ…。
 
「一緒にいてほしいよ」って絞り出すジョージに対してその言葉に無邪気にはしゃいでいるレニー。終わらせることをわかっているジョージとこの先も何も変わらないと思っているレニーが対照的で本当につらかった。
なんでこのままでいられないんだろう。一緒にいてほしいのに。このセリフが、この時の声が終わった後もずっとずっと頭から離れなかった。
 
いつもみたいに俺が一人ならどこにでも行ける!って怒鳴らないの?って言うレニーに「お前なんでも忘れるくせに俺の言ったことは覚えてるんだな」ってあきれたように言うジョージがレニーを見つけた後に初めて少しだけ笑うんです。
泣き声で笑うジョージの声が全部を伝えてくるんだよ…。ほんとにね…。そんなありえないこと覚えてなくていいのにね…。
 
レニーに最後に夢を語るジョージはすごく激しい。
文章だけで読んだら切々と語るのかなあと思っていたけど、怒鳴り散らすようにして「小さな土地」の話をするジョージはもうそうやって奮い立たせないとできなかったのかな。

「きっといいところだ」ってジョージが言ったとおりに、銃弾を受けたレニーは幸せそうな顔をしている。
銃声のあとに伸びあがるようにして笑顔のまま止まってしまったレニーは、あの時「小さい土地」に行けたんだろうか。
 
〇終幕
 
ここであっけなく突然舞台が終わる。喪失感についていけない。
最後は本当にきつかった。
そして健くんがレニーを何度も何度も繰り返し失ってることを思うと辛い…辛いよぉ…美味しい物とか食べて…あったかい布団で寝てください…。
舞台って体力的にもきついと思うけどこの舞台は精神面も削られそうだ…。
 
カーテンコールは4回あって、出てくるごとに健くんの顔がちょっとずつジョージから三宅健になってるようでちょっとほっとした。
3回目でレニー役の章平さんが健くんをお姫様抱っこしてて、ジョージとレニーに対する感情と健くんと章平さんに対する感情がごっちゃになって「うわああああかわいいいいいい!!!幸せに暮らしてえええええ!!!」みたいな気持ちで号泣しました。
 
めちゃめちゃ感情揺さぶられて考えさせられるいい舞台だったと思う。
しんどいしんどい言ってるけど見てる最中は農場のみんなとのやりとりとかすごく笑えたし、楽しい気持ちもたくさんもらった。(その分最後がしんどい)(まだ言う)
 
 
 
以前にSexyZoneの番組で中島健人くんにバレエダンサーの宮尾俊太郎さんが
「客席にいるとその人の命が削れてキラキラしたものが見えるんですよ。自分自身を全部かけて命の削れていって、その破片がキラキラ飛んでいくんですよ、それが見えた」
って言ってたことがあるんですよ。
私はこの言葉がすごく好きで、人を感動させるパフォーマンスをする人すべてに当てはまる言葉だと思ってて、今回の「二十日鼠と人間」でもまた、役者さん全員の、健くんの命を削った輝きを目の当たりにしました。
 
健くんはいつも命を削るようなきらめきを見せてくれるなあ…。
健くんの生身の部分をきっと永遠に知ることはないけど、健くんがいつも命を削って輝いて目の前に立ってくれていることと、与えてくれる感情は何があっても変わらないから私は健くんが一生好きです。

まじで健くんずっとずっと幸せに生きてね…。
こんなん私みたいなファンが言わなくても健くんは健くんらしく生きてるだろうけど、それでもやっぱり自己満足でいいから願ってたいんだよ!!!

もうほんと健くんいつでもどこでも何しててもなんでもいいから、いっぱいご飯食べていっぱい寝て楽しく笑って暮らしてくれ!!!大好きです!!!!!

*1:ゲイ、童貞、過去の女たちの元をまわるなどの三宅健をなぜ見なかったのか。

*2:カタカナダメなんですごめんなさいほんと

恋をするなら坂本昌行

これ2018年の標語に決定します。みんなで唱えましょう。せーの!

恋をするなら坂本昌行!!!!!!

声に出して読みたい日本語すぎる。テレガイPERSON様のセンスは最高ですね。

TVガイドPERSON VOL.73

 

 
V6最年長、今年47歳になりました坂本昌行
V6の我が自担は三宅健という絶対神なのですが年々思ってはいました。恋をするなら坂本昌行だと…。

趣味は料理、飼い犬の名前はぺちょ、凝り性でおでん鍋(コンビニにあるようなやつ)とか船盛りの舟とか買っちゃう、最近お裁縫にも手を出している、実家は八百屋で昔は誰もに恐れられるチンピラ、でも今昔のこと言われたらすぐごめんねぇって謝っちゃう、死ぬほど歌が上手い、野球もうまい、ピアノも弾ける、足が25mある、注目されるのが苦手で緊張しちゃう23年目のアイドル坂本昌行。そう、恋をするならこちらの坂本昌行

昨年坂本くんの描いた過去の作品たちがただそこにたたずむのみの美術館と化していたMgalleryが復活してからその思いは加速するばかり。こちら坂本くん連載中のブログですが毎週水曜昼の12時にかならず1問1答形式で返してくれるんですよ。坂本くんが、ファンの質問に!!

私の今のMgalleryのイメージは小さな美術館を改装して趣味で開かれたカフェです。あそこのマスターかっこいいんだって!なんてきゃっきゃとやってきたお嬢さんたちからずっと美術館開くの待ってたんですよと静かに尋ねてくるレディたちまですべてに平等に迎えて答えてくれるんです。そうですひげパーマの坂本昌行がです。そんな場所なんですよMgallery!!水曜お昼の憩いの場!!!

ほんとさぁ…この1問1答形式の坂本昌行恋するしかないから…。
私あれが始まってから坂本担生きてるのか心配。みんな週1で死んでるでしょ大丈夫??

もっと坂本くんのことを知りたい教えてというファン心が透けて見える質問をさらっとかわしたかと思えば予期せぬところでプライベートをさらけ出してきたり、メンバー(健くん登場率高い)に向ける暖かい視線を感じさせる言葉があったり。そしてほんわか日常会話を交わした最後には毎回さらりと心を打ちぬいてくる。その言葉の破壊力たるや。


坂本昌行語録をな〜、言いたいけど有料コンテンツだからな~!!月々たったの324円で全ジャニーズのブログを読めるJonney'swebで読めるんだけどな~!!どんなアーティストで登録しててもV6ページに飛んで白黒のシックなタイトル触るだけで坂本昌行の神髄に触れられるんだけどな~!!!!(ダイマ)

ポイントは赤いランプがついた撮影中カメラを向けられるだけでカミカミになっちゃうようなシャイな坂本くんがファンに向けてこっそりキザな言葉を言ってくれてるとこです。ストレートな甘さが刺さる。ブログの中の甘さで言ったら中島健人とも戦える。足も長いし。言動がミュージカルだし。

 

テレガイPERSONさんへ

キャッチコピーだけでこんなに楽しませてくれてありがとう超楽しい。
テキストお写真ともに楽しみにしてます。買います。

最後に言わせてください。

恋をするなら坂本昌行!!!!!!

いつか、いつか 少年の夢が

24時間テレビ完走おめでとうございます、お疲れ様でした。

なんかさ~~~~もうさ~~~~この気持ちなんて言ったらいいんだろう~~~!!!!!!
最後のSexyZoneの挨拶を見てからずっと気持ちが落ち着かないのでとりあえずブログを書いています。なんでだろう、なんかもう苦しい。愛に溢れた幸せな瞬間を目撃したはずなのになぜか胸が詰まる。
心臓がぎゅーっとなってうわー!!って叫びだしたい感じ。(言語野の死)

なんでこんなに苦しいんだろう。24時間テレビを見届けられてすごく楽しかったのに。

苦しいというか、今の感情はきっと寂しさに似ている。
だって5人のあんな姿見たことなかった。

マリウスの広い視野も聡ちゃんの笑顔の強さも勝利くんの繊細さも風磨くんの熱さも健人くんの愛も全部知ってた。全部みんなが持ってることは知ってたんだけど、初めてはっきり目に見えたんだよ。

SexyZoneはみんな年若いのに「アイドル」としての意識が本当に強くて、心の中身は透けて見えるけど表には出さないように思えていた。
それがあの日、初めてはっきりと全員がそれぞれの個人としての芯をむき出しにして見せてくれたように思えて、嬉しくて愛しくて、5人を好きでいることが誇らしかった。
そして、今までのSexyZoneにはもう会えないような気がした。

これは私の主観でしかない、私の中にいたSexyZoneの話だけど。
これまでのSexyZoneはもうそこにはいなかった。武道館の舞台でまっすぐに光を浴びる5人は、危なっかしくて小さいけれどアイドルとして強い鎧を着た少年たちではなかった。突如として集められて大人に言われてデビューした少年たちはもうとっくに自分の足で自分で選んだ道に立っていた。
SexyZoneというグループの少年時代の終わりを私は見たんだと思う。
きっとあの瞬間が健人くんの言う「SexyZoneのエピソード0」のフィナーレだったんだね。

5人の言葉はどれも心を震わせるもので、この24時間で得たもの、これからグループとしてそれを糧にしてもっとずっと大きな存在になることが伝わってきたけれど、中でも聡ちゃんが最後まで笑顔でいたいと宣言した通りにエンディングまでキラキラ輝いていた強い笑顔と、健人くんが「SexyZoneの中島健人」として初めて見せた涙が胸に刺さった。
聡ちゃんが笑顔を見せ続けたことも、健人くんが涙を見せることができたこともどちらもSexyZoneが強くなったことの証明だった。

SexyZoneはすごいスピードで成長していて、今見た彼らは次の瞬間には過去になっているから、追いかけるのが忙しくて楽しくて、いつも少し寂しい。
でも確実に昨日までのSexyZoneよりも今日からのSexyZoneが好きで、それよりも明日のSexyZoneが好き。

次に会えるときは絶対今よりもさらにさらに素敵なアイドルになってるんだろうなぁ。早く次のコンサート行きたいな~~~!!!!ていうかリぺコン見たいな~~!!ポニキャさんお願いしま~~~~す!!!!!!

いい平成最後の夏でした!!楽しかったね!!
今までのSexyZoneもこれから先のSexyZoneも愛してるよ!!!!

アイドル三宅健の永遠について

 

 

三宅健くん、39歳のお誕生日おめでとうございます大遅刻です!!!

7月2日の三宅健さん生誕祭にかこつけてあげようと思っていたのにいつの間にやら健タッキーCDデビュー日です。おめでとうございます。

MUSICDAYで初39歳の三宅健くんを拝見しましたが39歳の健くんもかわいい綺麗かっこいい最高。三宅健のターンは完璧にこの時代のチャンピオン。
そして音楽の日では熟年型新人アイドルとしてキャッキャしたかと思えばV6として貫禄のSPARKを披露してくれてしまってかっこよすぎて情緒が不安定になりました。
TBS様に足を向けて寝られません。

いつでもかわいい上にかっこいい最高のアイドル健くんは今年もお誕生日を迎えたわけですが、よく「変わらない」と言われます。ファンにもそれ以外の方にも。

着実に歳を重ねているのに時空を超えているかのように見える三宅健ははたして本当に変わっていないのかどうか。についての考察みたいな妄想みたいなものを書きます。

それに加えて個人的に「健くんは変わらない!アイドルの理想!」って(V6担でも他担でも)いう言葉を見るたび「そうだよねその通りだよね!!!」と思うのと同時に「そんな一言で言っていいのだろうか」ともにゃったりしてる部分があるのでそんな自分の気持ち整理も兼ねて「自分の見ている三宅健について書きます。
そうです私がこじらせオタクです。

※長いうえに9割個人の妄言だよ!!!※



V6 / Crazy Rays(49th Single)


こちらの先日発売されたV6の新曲、CrazyRays最高でした。*1曲調もダンスもかっこいいとかわいいのバランスが絶妙。中でも歌詞が好きです。桜井さんありがとう。

そして「永遠なんかにキョーミはないけど泣いたのさ」と歌いながらV6の中でにこにこ笑ってる健くんがもうほんとすごい、すごいかわいい!!!39歳でも40歳手前でも!!かわいい!!!!

健くんは歌詞の意味を大切にする人で、コンサートでも歌番組であってもその曲にあわせた表情をみせてくれるけれど、このCrazyRaysを歌番組で歌うときにはラストのサビでよく「泣いたのさ」と言いつつにこにこしていてそれがまたなんか胸に来る。

振り的にみんなで横並びになって楽しいね~ってだけかもしれないけど、世間一般から「変わらないね」と驚かれ続けて、メンバー内でも「健は変わらない」と断言されて、自身もまたアイドルとして永遠の存在であるかのようにふるまってくれる健くんが永遠を笑い飛ばしながら永遠を望む歌詞を歌うその笑顔から勝手に意味を汲んでしまう。

三宅健は変わっていないのか 

 

健くんは変わらないとよく言われます。

いつまでも若々しくて可愛らしい見た目はもちろん、6人の中で変わらない人は?と問われるとメンバーは長野くんと健くんを半々くらいで指す。最近は健くんの方が割合大目に感じます。

確か剛くんだったと思うんだけど、長野くんはみんなが変わらないように変わっていってるって言ってたのが記憶にあります。わかる。長野くんはV6の中で相対的に変わらないのに対して、健くんは「三宅健」として絶対的に変わっていないように感じる。

23年間一緒に仕事をしているメンバーが言うんだからこれは紛れもない事実なのだろうと思っています。
デビュー当時から今までずっと、メンバーと一緒にいる健くんの姿はスキンシップ過多でいつでも誰にでも絡んで楽しそうでかわいい。無邪気。かわいい。
具体例を挙げると今大事に育ててるサボテンそれぞれにメンバーの名前つけてるとことか。そんなの無垢すぎない?心根が少年すぎない??

そのほかA-stagioでの鶴瓶さんとのやりとりだったりこの3年間の滝沢歌舞伎での後輩との接し方も見聞きする限り、不器用で自由で人懐っこくてぶれない三宅健。かわいい。いつもかわいい。

でもそれはV6の中の、健くんの身近な人にとっての健くんで、
ファンの中や世論の中で年々アイドルの模範のように扱われていく三宅健という存在は昔と比べれば変わっているように思います。

■「アイドル三宅健」の変遷について

 2010年ごろ、V6の歴史から見ればごく最近ですが、私の好きになったばかりのころの健くんはかわいくて若々しくて自由で今と変わらないけど、こんなにも「ファンの気持ちに寄り添ってるアイドル」なんて代名詞みたいについてることはなかった気がする。

2010年以前の健くんは映像を追ってしか見られていません。
一応映像媒体はいろいろなものをいろいろな手で見たし、偉大な過去のレポやらなにやらを読んで勉強した*2から、憶測も入れつつ少しだけ過去を語るのを許してほしい。

(デビュー当時くらいのことを含めるとまた変わってくると思うのでその辺省略します。だってご本人が言うに「クソガキのころ」だからね!!
変化とかそういうのじゃないよね。成長前のことになってしまうので置いておきます。ちなみにクソガキだった健くんもかわいい。)

2010年前後の健くんから思ったことを中心につらつらいきます。
なんとなくだけど、2007年くらいでちょっとだけ健くんの打ち出すアイドル像が変わる気がする。

それまでもかわいい健くんではあったんだけど、「かわいい」の自覚をこの辺でより強めてるような。Voyagerコンの健くんとてもかわいいよね?それまでもかわいかったけどカメラアピールとかメンバーとの絡みにためらいがなくなっている気がします。言っちゃうと、この辺で「あざとさ」を手に入れている。これ褒めてます。

それと、髪型とかのビジュアル面の意識が強くなってるような。昔は肌が弱かった+ほったらかしがちで荒れたりしてたし、舞台を終えても(ファンからあんまり望まれてなくても)短髪黒髪続行したりしてますし。
まぁかわいいを売り出してても売り出してなくてもいつも健くんは果てしなくかわいいんですけどね。*3

2011年にまたちょっと変わる。
セクバニコンカップリングだらけ攻め攻めのセトリを組み、V6は踊ってこそでしょ論を健ラヂでぶち上げて、健くんが好きでみんなが求めてるであろうV6を表現しました。そこから周りの評価もまた変わったと思う。

健くんの好きだって言うV6とファンの望むV6が近かったから、健くんはファンの気持ちの代弁者だ!っていう風になっていく。このへんはSNSの普及していった影響もあるのかな。一時は健ラヂがファンの投書箱みたいになってました。多分それらの声を得て健くんは「みんなこれが好きなんでしょ?」芸を掴んでいきます。

健くん事実めちゃめちゃ上手なんですよね、みんなの望むものを察するのが。
元々感受性豊かで人の気持ちを汲むのがとても上手なんだけど、これ以降自覚して売り出すようになっていくように感じられる。

それから、立ち会えた現場ではないからあまり深くは突っ込めないけれど2008年の学級会事件からたくさんのファンの声と表現の仕方をより強く考えるようになったんじゃないかとも勝手に思っている。

2013年にはアウトデラックスではっきり口に出したように「アイドルという偶像」っていう概念に自覚的になる。

「悲しいほどにアイドル」*4に象徴されているけど、健くんは虚像とリアルの狭間で生きてる。虚像だけでもなくて生身のままでもない人。三宅健という人は虚像とリアルの間を駆け回っています。


■「みんな虚像なんだから」

 健くんは、今年の滝沢歌舞伎なんかでもたくさん言ってたけど、微妙なファンの心理を暴き出してメタ的な発言をすることで定期的に「アイドルは虚像」論を突き付けてくる。

もちろん「あなたたちがこんなに俺たちを好きだってわかってるよ!」っていう優しさでもあるんだけど、「君たちがこれがほしいってわかってるからやってるんですよ」アピールも入ってるというかなんというか。それがまた生々しくて微妙なとこを正確についてくるから全部バレてる!!ってちょっと背筋が伸びる気持ちになります。

そういう天邪鬼なとこも好きです!!!*5

もともとビジュアル面も内面も、アイドルとして健くんは比較的自由だった。むしろ自分のこだわりを通す人だったと思う。
それがだんだんとファンの望みに沿うようになっていく。きっと健くんの「こだわり」自体がだんだんと「ファンに寄り添うこと」が最優先になっていってくれたのかなぁ。ありがたいことです。

でもやっぱり健くん個人のこだわりはもちろんなくなったわけではなくて。
そのこだわりという個人の意思とファンの望むものに寄っていく自分との差異のすり合わせみたいな感じで健くんが口に出すのが「アイドルは虚像」ってことなんじゃないかなと思ったりします。

「みんなの望みに応えるのはもちろん自分のやりたいことだけど、それとは別に個人的にこだわりたい部分もあるんだからね!!アイドル三宅健は嘘ではないけど本当でもないんだよ!」っていう宣言みたいなものなのかなって。 

■一応の結論

以上のことをまとめると、やっぱり健くんは変化してきたんですよね。
ただ、健くんの変化は主に売り出し方、表現の仕方、自己プロデュースの方法であって、メンバーや身近な人が言うように、もともと持っているものはきっと全然変わらないままでいる。あえて言うなら「時代の流行も周りの反応もつかむ柔軟さ」ってとこが時と共に変わってきたし、意識的に変えてきたのかもしれない。

三宅健という人間性は変わらないまま、三宅健というアイドルの虚像は年々強く美しくなっている。
繊細で柔らかい三宅健人間性を変えないために、アイドルとしての三宅健が強くなっていった面もあるのかなと思っている。


健くんはいつも無邪気に見えるから(事実とてもピュアな人ではあるから)、今のアイドルとしてのビジュアルも言動も身近な人の中での自由さも、全てが自然に生きてきて、なるべくしてなったものだと勘違いしそうになる。
でもそれは健くんが持って産まれた部分もあるけれど、たくさんの目にさらされる芸能界の中で努力して保ってきたことであり、強みなんだと思っています。

健ラヂでの「キンプリのシンデレラガールは年を重ねて価値が増す論」*6を聞いて、健くんは「年を重ねても変わらずにいることには価値が付く」ことを自覚しているんだと改めて知りました。
いつまでも「シンデレラガール」と呼ばれることも素敵だけれど、いつになっても幾つになっても健くんは自分はアイドルだって言ってくれて、ファンから向けられる気持ちを理解してくれてるんだよなぁ。
だからこそ改めて、今ここにいる三宅健という存在に感謝したい。尊いね!!!! 

というわけで、三宅健は今も昔も変化を重ねていて、当たり前だけど永遠の存在ではない。「普通の少年で男の子」です。「変わること」こそ当たり前で自然な流れです。
だけど、健くんは今、アイドル三宅健として「変わらないこと」もサービスの一つとして与えてくれていると思う。ならばそれをファンとしてしっかり受け取っていたい。
だからこそ、アイドル三宅健のファンにとって健くんは永遠です。

■アイドルとその中身

こんなに書いておいてなんですが、ここに書いたことなんてもう全部妄想です。私が感じた「なんとなく」の部分を勝手に深読みしただけの妄想。妄想どんだけ書いてるんだって話です。怖い。

アイドルは虚像だから何が本当かなんてわかりません。なんなら知らないだけで本当に三宅健は細胞の一つも変わらない妖精かもしれないですしね???
三宅健は妖精ではないなんて一介のファンである私には証明できない。だってあんなに綺麗でかっこよくてかわいいし。実は妖精ですって言われたら納得する。そういうこともあるよね。あるある。

脱線しました。
何が言いたいかって言うと本当の姿がどうであれ、今アイドルとして立つ「三宅健」が私は大好きです。
今のアイドルとしての姿を保っていてくれて、意識を持っていてくれて、アイドルとしてファンの前に立っていてくれていることに感謝したいし、その与えてくれる全部を信じていたい。

たとえこの姿が虚像であっても、私たちは実像から出た光を結んで虚像を見ています。
だから、私は私の目に映るアイドルの三宅健も、一つも知らない「三宅健」という人間も大好きです。

 

 ■おわり

 長かった!途中で自分が何を言いたいのかわからなくもなりました。あと考えすぎてて我ながら気持ち悪い。
でも下書きに埋もれさせるのももったいない精神で上げることにします。
とりあえずなんでもいいから三宅健という存在が好きです!!!!!!!!!って話でした。

なんかちょっと重苦しく書いちゃったけど健くんは変わらない部分も無自覚なとこの方が多いとも思いますし、自然に変わっていく部分もあります。当たり前です。
でも多少なりともファンのためを思って保って変わらずにいる部分もあるんだろうなと思うとより一層感謝の念が強まるよねって思いました。

まぁあるがままに生きてる健くんもファンのためを思って作り上げられてる健くんも全部好きなんですよ結局。

今日はKEN☆Tackeyデビューシングル発売日です。健くんの保ってきたアイドル像がまたひとつ実を結んだ結果でもあります。
人見知りな健くんがV6の外で楽しそうにしてる姿がとても新鮮で嬉しい。タッキーさん*7Jrの皆さんどうもありがとう。
そして今ならなんと全種購入するだけで顔面ルーブル美術館な男たち健タッキーをVRで見られちゃう。ありがたい!!!
あと個人的にめでたいのはセクゾサマパラ2017も今日発売という点です。楽しみが津波のように襲ってくる。

何はともあれ今日も明日も自担に感謝して生きていきたいと思います。
生きるの楽しい!!

*1:公式YouTubeありがたい。

*2:ブログなどで過去レポを書いてくださっている方々ありがとうございます。

*3:言わないと気が済まない。

*4:2010年Ready?収録の健くんのソロ曲。ほぼ「三宅健」のキャラソン

*5:言わないと気が済まない。

*6:2018年6月11日放送回

*7:滝沢秀明様どう呼べばいいかわからない

ゴチでケンティーが代役風磨くんに託した「ゴチノート」愛しすぎて吐きそう

本日2018年6月21日はゴチレギュラーとして現在無敗を誇る中島健人の代役として、入所以来10年来の相棒であるシンメの菊池風磨が出演するというとんでもない回でした。これ記録に残しておかないかんと思って取り急ぎ書いてます。

1週間前から中島健人の制服を着る菊池風磨が映った予告に沸き立ち19時56分を待ちわびるオタク達。そんな中昼の12時に投下された菊池風磨の個人連載刹那ルツブヤキ。(約1ヶ月ぶりの更新)そこに映された写真にはDEATHNOTEに寄せたレタリングで「GOCHI NOTE」と記されたノート。下には「KGR」の3文字。

これはなんだ、中島健人菊池風磨に託したゴチの極意なのか、いやそんなまさか。飛び交う憶測。そして時は来た。結論から言うとそのまさかでした!!!! 

いやちょっと待ってふまけんの供給がやばい!!!無理!!!!!

 

f:id:cy_76md:20180621210526j:image

 

わざわざ手作りで文書を渡した事実だけでも衝撃なのに、内容がまじで細かくてびっくりした。映画撮影中で多忙だというのにこれを代役として出演する相棒に向けてWordで打ち、印刷し青い紙(画用紙?)に貼り付け、表紙に修正液でDEATHNOTE寄りの「GOCHI NOTE」のレタリングをして(しかも修正液飛んでる)、下部にKGRの文字(ちょっと歪)を添える中島健人想像しただけで健気でかわいすぎてもはや吐きそう。何この24歳男性愛しすぎるでしょ…。生まれてくれてありがとう…。

以下ちらっと映ったその「GOCHI NOTE」の内容書き取り

 

ケンティーゴチルール

(恐らくKGRの答え)

 

【その1〜導入〜】 

ロケ車では、必ず、岡村さんの後ろを陣取るべし。 

なので、スタジオ移動する際に、岡村さんと同じエレベーターに乗って移動しなくてはいけない。


ゴチメンバーの呼び名に注意すべし。
渡辺さん→直美さん、橋本さん→カンカン、羽鳥さん→羽鳥さん、岡村さん→岡ティー


【その2 〜オーダー〜】


前菜トラップ、デザートトラップに注意すべし。
 平均金額として、前菜は2000円〜3000円代だがまれに5000円代、デザートは1000円代だが、まれに3000円代の場合がある。
※高級なお肉はグラム数を確認。


隠れデリシャスには注意すべし。
からすみ、キャビア、フォアグラなどメニュー名に書かれていない高級食材が使用されている場合がある。


?ゴチメンバーを頼るべし。
??ゴチメンバーは比較的優しく、今までの経験を教えてくれることがある。 

 

【その3〜感想〜】

 

??ツッ??屋さんなので、言動には注意すべし。

???と聞いてくるので、オールドファンの皆様にも喜んで頂く??事前に??しておいた方が良い。

(恐らく「おいしい?」「まだ食べてない!」のくだりの説明) 

 

???述べた後に「サンキューデリシャス」で締めるべし。

???なので、美味しいと思ったら言ってね

 

 

読み取れなかった部分は?にして、読み取れた部分はできるだけ正確に書き取りました。

正確に書き取りました。

このラストのハートマークも!!!書いてありました!!!なにこれ!!!!!!なにこれ!!!!!愛!!!!!愛に満ちてる!!!!

ちょいちょい「お肉」とか「〜屋さんなので」とか言葉遣いのかわいらしさが混ざったりするのが健人くんぽい。右側のページだけしか映らなかったので左側のページの内容が気になるけど、そこはふまけん2人だけの情報にしてくれてもそれはそれで良きです。

 

番組始まる前にこのゴチノートが健人くん提供のものならば、きっと無敗記録を崩さないための値段予想の鉄則を記したものなんだろうなと思ってました。違った…。半分以上ゴチの現場でいかにして馴染むかのアドバイスだよ…。自分の無敗記録のためじゃなくて風磨くんがいかにしてゴチを楽しむかっていうアドバイスノートじゃん…。嘘でしょ…どれほど慈愛に満ちてるの…???

この内容をきっちり文章にして10年来の相棒に渡すこともたまらないし、こんなに細かく言葉に出来るくらい真剣に毎回仕事に取り組んでると思うと尊さで涙出る。

 

ちなみに風磨くんはめちゃくちゃ危うかったけどギリギリ自腹は逃れてしっかりバラエティ的爪痕も残しました!結果発表の時にちょっとゴチノート拝んでるような瞬間があってぐっと来た!!!

全体的にも風磨くんがいつもよりボケてて、いつものゴチのケンティーとの対比もわかりやすくてとてもよかった!!!個性活きてた!!

 

2018/06/22追記

ふまけん半端ないって! もうふまけん半端ないってー! お手製ゴチノートをケンティーが代役風磨くんに託した回を2人でリアタイしてんだもん。そんなん予想できひんやん、普通。そんなんできる?言っといてや できるんやったら

ということで今日更新されたKenTeaTimeから昨日のゴチはふまけんが並んでリアタイ視聴したことが明らかになりました。健人くんめっちゃ笑ったんだって…。そっか…。

 

そして最後に添えられた「ゴチノート作って良かった。」の一言から、やっぱ健人くん時間削って自分であの内容考えて打ち込んで表紙作ったんだなとか風磨くんに代役決まった時に渡してあげたんだなとか放送されてるの見て菊池ちゃんとノート読んでる!って思ったんだろうなということが伺い知れて…もう…ふまけん…やめて…それ以上はいけない…。

 

ふまけんサンキューデリシャス!!!!!

 

Twilight Sunsetが好きすぎるだけの話

6月6日発売SexyZoneの新曲「イノセントデイズ」初回B収録の「Twilight Sunset」がとても好きです。めっちゃ好き。すごい好き。

 

メロディーも歌詞もタイトル通り夏の夕暮れを彷彿とさせてくれて最高です。帰り道歩きながら聞くとドラマのヒロインになったかのような気持ちになれておすすめ。
そして歌割りが最高。マリウス葉が随所で心に来る。

Twilight Sunsetほんと好きすぎてどうしていいかわからないのでとりあえず好きなところを多少の妄想を乗せて書きなぐります。
滝沢歌舞伎とCrazy Raysの感想が下書きに眠っててワクワク学校の感想も書きたいんだけどなあ!!!!三宅健のように繊細で中島健人のように独創的な語彙力と時間がほしいなあ!!

Twilight Sunset

作詞作曲はたなかまゆさん。「コントラリーパレード」というソロユニット活動をしていて、パッとほかの作詞曲を調べるとガールフレンド(仮)だったりのアニメの女の子のキャラソンなどをやってらっしゃる模様。だからこそのファンタジックでキレイなラブソングなのかなぁ。そしてきっと男性に曲提供されたのは初なのかな…?
この繊細で優しくて5人の声が映える曲を提供してくださったことに全力で感謝したい。

愛なんてまだ I don’t know でももしかして love you?
君の肩に陽が落ちる
相変わらずな僕ら 夕風に飛ばしたジョー
笑う君の髪がせつない

愛なんてまだ I don’t know でももしかして love you?
まずここ最初の1文でもう来る!!!!シュミッヒ様が来る!!!!
甘く高い声質のマリウス葉さんの初めて聞く低音ボイスがかっこよすぎる。この最初の1行だけで洋画の世界です。
この歌詞をマリウスが歌うことで、まだ年若くて愛なんてまだわからないけれど君に対するこの気持ちこそそうなのかもしれない なんて思い始めたロマンス映画の始まりのようなシチュエーションがわかります。

きっとこれマリウス以外の誰が歌ってもこんなにロマンス感は出ない。マリウスがこの最初の一声を発することでこの曲の世界観が決まる。この「Twilight Sunset」の中の恋は身近なものを飛び越えて非現実的なくらい美しい「ロマンス」になるんですよ。
夕暮れの美しい景色の中にいても相変わらずジョークを飛ばして笑いあう「僕ら」はきっとまだ何も始まっていなくて、笑う君の髪に触れることもできないくらいの関係なんでしょうね。

ちなみに「イノセントデイズ」のPVが鎌倉だったことから勝手に舞台は江ノ島、マジックアワーの空を想像しています。鎌倉行きたい。

ずっとこのままでいたい 願うほどに
ふたり近づいてしまうから 簡単じゃないね

 

 「ずっとこのままでいたい」と願ってるんだけど離れたくないから「このままでいたい」んじゃないんですよね。「近づいてしまう」とあるように、近づくことすら惜しい。きっとそのくらい心地よい距離で美しい光景の中にいるんだろうなあ。
でもね!このままでいたいと願うほどに自然に近づいてしまう!!付き合う付き合わないじゃない「両想い」の距離感たまらないです。


ふたり近づいてしまうから 簡単じゃないね と歌う健人くんの声がまた良きものなんです…。恋愛の微妙な距離感を全力で楽しんで彼女を見て愛おしげに「簡単じゃないなあ」って考えながら微笑む健人くんが目に浮かぶ…。
もちろん離れたくない、でも近づいてこの空間を壊したくないもどかしさたまんないですよね。
あとこういうときの健人くんの声ってなんだろう、母音の主張が強くて、ずっしりっていうか声の中の情感の質量が多くて好きです。(?)

 

今すぐこの瞬間を閉じ込めてよ どうか Twilight Sunset
君の可愛い嘘は 僕をだませない
本当の君をもっと見せて そばにいていいかな?
もう少しだけ Waiting for starlight

 

「Twilight Sunset」をGoogle先生に直訳任せたら「夕暮れの夕焼け」になりました。頭痛が痛いみたいな。
多分正しくいくと「夕暮れの薄明かり」とかだとは思うのですが「夕暮れの夕焼け」もいい気がしてきた。この曲って夕暮れの中のさらにほんの一瞬、日が落ち始めてから沈んでしまうまで、星明りが出るのを待っている1日の中のほんの数分間の出来事だと思うんです。

そんなほんの少しのひと時に「君」とこれ以上近づきも離れたくもない距離で隣り合っていることが大切で、だからこそ「今すぐこの瞬間を閉じ込めてよ」と願うんですよね。めっちゃ美しい。映画化して…。
 

I wanna be with you always 驚いた顔して
光る頬をつたうプリズム

そっと指をのばしたら 届きそうで
触れてしまったら壊れそうで なんてきれいだ

 

なんてきれいだ
ここの「なんてきれいだ」マリウス葉をその目に少しでも映したことのある人全員聞いて。
私はこのフレーズの美しさを訴えたいがためにこの記事を書き始めた。

この2番の入り勝利くん→聡ちゃん→マリウスのちびーずリレーなんですけどこのパートをちびーずで構成してる所も少年と青年の間って感じで好き。

それでこの「なんてきれいだ」なんですけども。

どう表現したらいいんだろう。このマリウスの声の響きがそれこそイノセントなんですよね。ちょっとだけ日本語と響きが違う感じの、マリウスの声がほんの少しだけぎこちない発音だからこそ、ずっと隣にいたはずなのに今まさに彼女の美しさに気が付いたんだって思わせるハッとさせられる響きなんです…。とりあえず聞けばわかるから聞いて…。


こんなにベタなフレーズなのに狙って言った感じとか照れとかそんな雑味の一切ないただ彼女の美しさに気が付いた「なんてきれいだ」という言葉。
こんな無垢な「なんてきれいだ」が聞けるのはSexyZoneの新曲イノセントデイズ初回B版収録のTwilight Sunsetだけ!!!!全人類聞いて!!!

 

今すぐこの瞬間を閉じ込めてよ どうか Twilight Sunset
ふたりの秘密はもう 誰も隠せない
本当の君をもっと見せて 僕はここにいる
もう迷わない Looking for starlight

 

「君の可愛い嘘は 僕を騙せない」「本当の君をもっと見せて そばにいていいかな?」
「ふたりの秘密はもう 誰も隠せない」「本当の君をもっと見せて 僕はここにいる」
と1番サビから2番サビであってこの後にもあるように「君の秘密」「ふたりの秘密」はふたりの間にある恋心なのかなぁ、と。

この距離を保ちたいから本当の自分を偽って恋心を隠してみてるけれど君のそんな可愛い嘘は僕を騙せないし秘密にしてた気持ちだって誰も隠せないところまで来てる。「君の可愛い嘘」って響きめっちゃ可愛い好き。

そばにいていいかな?と探るのをやめて僕はここにいると宣言して、「もう迷わない」と決心する。そして星の光を待つのではなく星の光を自ら探すようになっているんですね。心情の移り変わりの描写美しすぎる…。PVがほしい…。イノセントデイズのMV設定の5人がデビューした後のシングル設定でキラキララブストーリーPV作って…。

 

笑うその声も ふとした仕草も
すべてが愛おしくなってく

 

それでこのね、この菊池風磨!!!!!すごいこれ!!!!
個人の感性だしメンバーカラーの先入観と言われたらそうなのかもしれないんですけど、風磨くんの声って紫色してません??

「僕」がもう迷わないと決めた後のこの すべてが愛おしくなってく  という声で夕焼けの空が紫に染められて夜が来るんですよ。
君との距離もこの心地よく美しい一瞬も変えたくない僕が「すべてが愛おしい」と認めて夕暮れの一瞬を越えていく。星明りの浮かぶ夜の中に進んでいく。

I know I love you
僕らはこの時間を止められないから Twilight Sunset
君の優しい嘘は夜に溶かしてしまえ

 

からのここ!!!!!!!!
風磨くんの声が夜を連れてきて健人くんの声で気づかされる I know I love you
「愛なんてまだ I don’t know でももしかして love you?」と、最初に愛なんて知らないなんて言ってた僕が君を愛していることを知っているとここで言い切ります。
この日が落ちて星が出るまでの数分間でふとしたことから「君」の美しさに気づいて劇的に変化する心情美しい…。

健人くんの「止められないから」の「から」がものすごく好き。 心臓ぎゅーってしてくる。

どんなにこのままでいたいと願っても夕日は沈んでいくし僕達の距離は変わらなくてはいけない、だから「君の優しい嘘は夜に溶かしてしまえ」

距離を変えないように君が吐く嘘はもう夜の中に溶かしてしまおうだなんてそんなフレーズオシャレすぎません…?してまたこの「夜」パートを歌うのが風磨くんっていうのがたまらん。

 

今すぐこの瞬間を閉じ込めてよ どうか Twilight Sunset
ふたりを包む空は 淡いグラデーション
本当のことをもっと話そう 夜が来る前に

手をつないでさ もう迷わないで
あと少しだけ Waiting for starlight

 

「この瞬間を閉じ込めてよ」とは言うものの、「ふたりを包む空は淡いグラデーション」で確かな時間の経過が感じられるし、本当の君を見せてと促すだけではなくて「本当のことをもっと話そう」とお互いに歩み寄る姿勢になっている。

夕日が落ち始めた頃には愛なんて分からなくて友達以上恋人未満の距離を保ち続けようとしていたふたりはきっと夜を迎える前にお互いへの気持ちを通わせるんですねっていう。

やだもう!!美しい!!青春ラブロマンス!!!

たまらんわ…景色と心の移り変わりの連動が美しくて絵画のようだよね…。Sexy Zoneが歌うからこそのもどかしい距離感というか、このほんのひとときが一生に残る瞬間になるんだろうなと予感させる真っ直ぐさがあるんだよ…。

 

極めつけに最後「もう少しだけ」と歌っていた1番サビから「あと少しだけ Waiting for starlight」になっているのがまた素敵です。

「もうこの瞬間が終わってしまうんだろうけれどもう少し待っていさせて!」っていうところから「今この瞬間を終わらせてみせるからあと少しだけ星を待とう」っていう「Waiting for starlight」の感じ方の変化。

曲にして5分と少しの間で「僕」が成長しすぎ…。しっとりしてるようでSexy Zoneの若さが映える曲だと思います…。

 

 

 

以上、独断と偏見交えつつ思うがままに解釈してしまいました。たまらなく美しいしSexy Zoneに良く似合う曲だ…。

雑誌山にしててまだセクゾのコメントも見れないままに書いてしまったので、色々トンチンカンかもしれない。この曲そんな解釈じゃないです勘弁してくださいって方は出来れば怒らないでそしてあなたの意見を教えてください。人の曲深読み見るの好き。

 バッと書く気だったのに4000字超えちゃった!
読んでくれた方いらっしゃいましたらSTY!!

君が眩しくて愛しくて苦しくなりそう

SexyZone Live Tour 2018 XYZ=repainting完走お疲れ様でした!!!!今さら!!

4月4日の名古屋が私的オーラスで、その日からずっと感想を書こうとしてたんですけど!!書けなかった!!!
最後の公演を終えてから寂しくて仕方なくて振り返ることができなかったんですよ。振り返ったらもうそれは思い出になっちゃうじゃないですか…。(突然のポエム)

そんな感じでぐずってたのですが、自分の見た光景を言葉にして残そうと思います。これを書くことでリぺコンに踏ん切りをつける。もう大丈夫私にはV6、SexyZone、KEN☆Tackeyの新曲ラッシュが待っている。
今日はV6の新曲Crazy Rays/KEEP GOINGのフラゲ日でなんと初回B特典にはV6が人狼ゲームをしちゃうとんでも映像が付くんだ楽しみだなあ!!!(ステマ

ということで、XYZ=repaintingツアーほんとにすごく楽しかったです。未来に希望しかなかった。
「フィルター越しに見た空の青」を一生覚えていられる気がしています。

 

セトリの組み立てが天才

 

心をわし掴んでくるよね…これ絶対風磨くんの仕業でしょ…。
repaintingで色を塗り足すっていう演出の力もあるけど、セトリの流れだけでもストーリー性を感じる。STAGE、サマパラ、今回のrepaintingから感じるのは風磨くんの作るコンサートって1つの物語なんだなぁってことです。

なによりも1曲目がUnrealityっていうのがたまらん。
多分大方の予想としては山場で来るだろう曲をばりばり序盤に差し込んできたっていう。STAGEコンはどうしても特別で、「STAGEの後の今年はどうなるんだろう」ってことが頭に残ってたから、まず1曲目で意表を突かれることで一気に去年までの頭をrepaintしてもらえたんじゃないかと思う。

でもそういう効果よりなにより!!コンサート1曲目ど頭で我らがセンター佐藤勝利様にUnrealityな世界へ「So,c'mon baby」でいざなってもらえるのが最高!!!!!
すごいやばい。センスが良すぎる始まり方。来て早々1曲目から呼吸も忘れて非現実の世界に溺れちゃえよって言ってくれるのやばい。語彙が死んでる。

あと好きだったのはMy Life→Marmaidの海から海の流れ。
風磨くんがテキーラ飲んでHにリズム刻む横で砂浜に「スキ」って書いて消されちゃう聡ちゃんのいるビーチすごい。同じグループ内での「海」の扱いの差が面白いです。
それを考えると健人くんはサマハニで勝利くんがSunshine Smileであと海のソロないのマリちゃんだけか!待ってます!!

Kiss You Good-bye→Pheromoneの劇場ターンも好きでした!顔面からして格式高い…高貴…。5人で階段降りてくるときの麗しさと言ったらないです。
ツアー初日の名脇役→アナタノセイデも好きだったので2日目以降削られてしまったのは残念でした。名脇役の衣装の出番減っちゃったし…。
でもO.N.E~Our New Era~の曲順がアンコールから中盤に変更になったのはとてもよかった!!そこで欲しかった!!!

あとはアンコールで君にHITOMEBOREを5人で歌ってくれたのも嬉しかったです。あのPVの真っ白な空間×黒いスーツで踊るの大好きだから5人で撮り直してくれ!!早急に!!!!頼む!!!!

 

ファンサがすごい

 

 すごい。すごいんですよ。セクゾすごい。去年立ち見&立ち見って感じでよくわかってなかったけどセクゾのファンサ超かわいい。かわいいし行き届いてる。
自分宛てのじゃないファンサってよーく見れるのでかわいくて見ちゃうんだけど、2階から目撃したトロッコのマリちゃんの両手投げちゅーがすっごいかわいかった。ぶわってハート出てたほんとに。

あと風磨くんひどい。風磨くんは本当にひどい。風磨担が崩れ落ちるのを何度見たことかわからない。めっちゃ自分のファン見てるし落としてる。あの人怖い…あんなの食らったら絶対に恋してしまう…。

聡ちゃんは幸せを振りまく天使でした。あっちいって手を振ってこっち来て鼻の下なげちゅーして飛び回ってた。かわいい。ずーっと走り回っててとてもかわいかった…。

勝利くんは元気におてて振ってた。空気を介したまんべんないファンサ。直視しない系ファンサもまたよきものです。センステでMCしてるときにも決して目線を下におろさない勝利くんかわいいよそれでいいよ。

中島健人さんが神様だった。どこの席にいてもわりと1回はひえっ目が合った!とか手振られた!!??って瞬間があったのすごい。席運がよかったのもあると思うけどいつもきっちり全部を見渡しててくれるのがわかった…。端から端まで行き届いてる…。
1回特に長めに手を振られた!!?って瞬間があって*1、その時の健人くんの顔がほんとにほんとに慈愛に満ちた顔してた…聖母…。白いヘアバンドしてる聖母…。
その日家に帰って初耳学見たときに子犬を抱いてる健人くんが同じ顔してました。健人くんのファンサは慈愛。

 

 多幸感で死ねる

 

SexyZone仲良し~!!!かわいい~~~!!!!!
プンププンプン振り付けとかこんなにかっこいいセトリの中のPEACH!の演出ぶっこむとかオタクの気持ちわかりすぎ…。ありがとう…いい薬です…。
随所に盛り込まれる要素がきゃぴきゃぴしてて、しかもそれをみんな楽しんでそうなのがかわいくてかわいくて幸せだった…。

それとMC!仲良し!!まじで!!!去年のMCでは距離感を探るような瞬間も感じたけど、今回のMCは終始リラックス感あって楽しそうだった!!!5人が5人で笑いあってるだけで幸せだよ…。
2階トロッコの入れ替わりの時とか花道ですれ違う時とかちょっとしたタイミングでもアイコンタクトしてたりにこにこしててなんかほんともう…嬉しい…。

無理にいちゃつけとは言わないけど(いちゃつくのも好きだけど)仕事仲間が仲良しであることに越したことはないからさ…。アイドルはステージ上で輝いていてほしいしそのためにいつでも健やかでいてほしいから一緒にずっと仕事をするメンバー同士が仲がいいのはすごく嬉しい。その調子でお願いします(?)

でも名古屋初日でマリちゃんいじりまくって風磨くんに一緒に入った母がちょっと引いてたから気を付けてね!まあそのおかげで母がマリウス担になったんだけどね!!!*2

 

 

 

本編ラスト3曲がとてつもなく美しくて幸せな空間でした。 

Fantasy

 

ペンライトを消して、あたりが真っ暗になった空間の中に会場の全員が沈んでいた。
いつもなら常に光が降り注ぐはずの場に光のないことへの少しの不安と、何かが起きるっていう期待で心臓の音がうるさい。Mariの滑らかなアナウンスと合わさって、アトラクションに乗る前のような緊張感があった。
息の詰まりそうな暗闇の中心に、唯一の光の中に現れたSexyZoneがあまりにも美しかった。まっすぐ白く伸びる光の中の5人以外何も見えない。何も見えないから、ただ輝く5人だけを見ていられた。SexyZoneってこんな人たちなんだと思った。

世界中の光が消えてしまったとしてもこの人たちは変わらず輝いていてくれるって信じられるなあって。どんなに周りが変わっていっても、光を放つ5人の意思と輝きはそのままでいてくれるんだろうなって。そんな希望を押し付けてしまいたくなるくらいきれいな光景だった。
姿も歌声も全てがキラキラ光っていて、何億光年も先から来たんだって言われても納得してしまう。与えてくれる「永遠」という言葉も素直に受け取ることができてしまう。何もかもが美しかった。

またアナウンスに合わせてペンライトのボタンを押して、真っ暗だった一面に白い光が浮かんでいく。暗闇の中で強く輝く5人の光が周りに伝播していくみたいだった。
一層強い光の中にいる5人が、星の海の真ん中に浮かんでいるような5人がきれいで眩しくて、「明日も頑張れる気がする」って寄り添うように照らしてくれる歌を歌ってくれるのが嬉しくて、ちょっと視界がぼやけた。

あとね、白い衣装で白い光の中にいる5人めちゃくちゃセーラー戦士だった。
強くてきれいでかっこいい昔見た夢みたいな人たち。

フィルター越しに見た空の青

 「時代を作ります、No.1をとります」と宣言してくれた彼らが失いたくないと言ってくれた「青色」になれていればいいなと思う。

キラキラ輝きながら落ちてくる青い紙吹雪の中で5人を見上げることのできた時間がきっとこの先の私にとっての宝物になる。今同じ光の中にいるんだと思うと嬉しくて、また少し泣きそうで、喉の奥がぎゅうっと詰まった。アイドルを見ることの幸せが詰まった時間だった。

SexyZoneの5人がいなければこんな景色は見ることはなかったし、多分見たいと思うこともなかった景色がたくさんある。この先もきっとずっとそう。
5人がいるから私はこの幸せな空間に居られたってだけで、私から5人に、アイドルに出来ることなんてないに等しい。彼らの与えてくれる幸せをできる限り取りこぼさないように受け取るくらいのことしかできない。

でも5人もまた、ファンが、私たちがいなければ見れない景色があると言ってくれる。
たかだか1ファンでも、ほんの少しでもSexyZoneの5人が見たい景色の1部になれるのならこんなに幸せなことはない。

この先もずっと、彼らの描く色を見たいし、同じ色を描いていきたいし、私たちの描く色を彼らが見ていてほしいと思う。

 

最後に

 

 

がっつりポエムになりました。この文章を見て未来の自分が今の気持ちを思い出せればいいなという気持ちで思ったままに書いた。
こんな恥ずかしい文章を読んでくれた方いらっしゃったらSTYです!!!!!

最後になりますが、

SexyZoneは天下を取ります!!!!!

 

*1:ファンサは思ったもん勝ち

*2:でもこのあとにSexy冠見たから風磨くんへの見識を改めて風マリの沼に落ちた。