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V6とSexyZone沼でゆらゆら流れつつ赤い薔薇に誓っています 

HAPPY ENDについて考える

Sexy Zone 8thアルバム POP×STEP!?通常盤に収録されている菊池風磨ソロ曲について考えちゃったのでブログにします。アルバムの感想書こうと思ってたらなぜかふまソロについての考察が先に捗ってしまった。

chelmicoと風磨くんの共作です。風磨くんと女性の声の重なりってめっちゃえっち。

 

この曲は

三者の視点が入っている
・風磨くんの初ソロ曲「rouge」とつながってる

ということを前提に色々考えます。

二人称が「君」しかないからちょいちょい「君」が誰を指してるのか曖昧になって結局「ぼく」は誰と別れて誰と誰が別れて誰がどんなHAPPYENDを迎えたのか受け取り方がいろんな形でとれそうなので自分の中の解釈をつけてみます。国語の読解みたいで面白かった。


【これが最後のまたね
しずかにさよなら】


これがHAPPYENDを迎えた結末部分だと思うんだけど、「これが最後のまたね」の曖昧な別れ方からして多分別れを告げたのは浮気相手になんだと思う。本命彼女と別れるならそんな曖昧に終わらせないでいてくれ…。


【ぼくは 君のものさ
君の言葉「嫌いになる前に、」】


「ぼくは君のものさ」「君の言葉」の二つの君が同一人物なのか否か。


1、僕は(浮気相手の彼女)のものさ
(本命の彼女)の言葉「嫌いになる前に、」

これが私の中で有力。超クズ。
浮気相手に心は持っていかれたものの本命の彼女が離れていきそうになった言葉が響いて本命の彼女を選ぶ。優柔不断系クズ。ぼくは君のものだけど…みたいな自己陶酔をするな。


2、僕は(本命の彼女)のものさ
(浮気相手の彼女)の言葉「嫌いになる前に、」

浮気相手に終わりを示されて本命彼女に心を決めている。これがまぁどれかと言えば三者とも心を決められた丸く収まるパターンだけど、しずかにさよならの直後の「君」の文脈としては違和感があるのでこの一番丸いエンドではないんだろうな…。


3、僕は(浮気相手の彼女)のものさ
(浮気相手の彼女)の言葉「嫌いになる前に、」

浮気彼女に促されて浮気彼女と別れる…っていうのもありそう。でもこの後の描写からして浮気彼女は決定的なこと言わなそうなイメージもあるんだよなぁ…。あとこのパターンだとぼくの頭の中に浮気彼女しかいなさ過ぎてHAPPYENDに向かえる気がしない。


4、僕は(本命の彼女)のものさ
(本命の彼女)の言葉「嫌いになる前に、」

多分違う。こいつがこんなに綺麗に本命彼女に心を決めるはずがない。(ぼくへの信頼がもうない)


というわけで
1、僕は(浮気相手の彼女)のものさ
(本命の彼女)の言葉「嫌いになる前に、」
が有力。1番ぼろくそ言ってしまったパターンだけど!!!


【きっとね、きっと
明日も会えるよ
ねぇもっと、ねぇもっと
深く落ちていくよ
いっそ、ねぇいっそ
なんて言わない
can you feel tonight
can you see tonight】


ここも視点が怪しい。謎。
多分誰視点ともとれる。視点が変わると「いっそ、ねぇいっそ なんて言わない」が何を言わないのか変わってくる


1、浮気彼女とぼくが現実問題を見ないで明日も会えると言いあってもっと落ちていく場合

「言わない」のは「いっそこのまま逃げてしまおうか」「いっそ一緒になろうか」ってこと
踏ん切りをつけようとはしない、あくまでも浮気相手っていう。もしこの相手がrougeの彼女なら始まりは彼女に本命がいる時点でぼくをコマした感じになるので、あくまでぼくのことは本命にはしない、どれほど好きになってももう本命にはなれない。みたいな感じかな。


2、本命彼女が明日も会えるよ、って言い聞かせながら疑いを持ちながら動けない場所に落ちていく場合

しんどい…本命彼女になんてことを…。
「言わない」のは「浮気してるよね?」「別れよう」の言葉
うっすら察していながら彼が好きだから何も言えない…この後の本命彼女パートを踏まえるとcan you feel tonight can you see tonightがいきなり辛くなるよ!!!今夜もあなたを感じてあなたに会うことができるかなって本命にこんなこと思わせるなよ辛い!!!


【くもりも雨も晴れも風も楽しめるさ
君といればそう
溶けてしまえているような気がしてる
合間ぬって会う夢中な2人 blow up
聞かないようにして 知らないようにして
早いもんで、もうこんな季節
互い認め合うまでどれくらい待てばいいの?】


ぼくターンがこの後にあるので消去法で浮気彼女のターンです。めちゃくちゃメロメロじゃんね…。いっそ君ら付き合って本命彼女を自由にしてやれ…。でももう大前提としてこの彼女がrougeの彼女なのだとすると始まりが浮気であることから本気で好きだよってお互い言えないところに来ちゃったんでしょうね…。「聞かないようにして 知らないようにして」るのは本気で好きになっちゃった気持ちなのかな~~~~。

rougeからして浮気彼女は最初ぼくのことは遊びでしかなかったと思うんですよね…。気づいたら夢中になってて、でもあなたには本気じゃないよって体を崩せないままここまできてしまったんだなぁ。もしかしたら本命彼女より浮気彼女との付き合いの方が長いのでは?

blow upしつつ本当のことを言えないからお互いに全部のことを聞かないようにして知らないようにしてたらぼくは本命の彼女もつくってしまってもういよいよ本当の気持ちを認め合えないところに来てしまったやつ。しんどい。
自分が本気で好きになったってはっきり言ったら離れて行ってしまうかもしれない、遊びで付き合っていたのだから今更本当に好きだなんて都合の良いことは言えない、みたいなやつかな。しんどい。


【白いシーツの海と拭えぬ罪
ただ酔う度に彷徨う旅路
毎時毎分毎秒もうわかんないよ
”明日の君へ”って綴る内容
せめて朝焼けが来るまでは
迎えのタクシーが来るまでは
ぼくは君を抱いたまま
you say ”wooo-yia…”
有耶無耶…いっそこのまま… 】


お前の感情が一番わからん。ぼくのターンです。


年上の彼女に遊ばれていると知りつつも夢中になってどんな罪を背負ったっていいと思っていたけれど、いつの間にかrougeの彼女とは別に本命の彼女も作った男です。(イメージが悪い)

rougeの彼女との関係のカモフラで作ったのか純粋に自分を好きな相手にふらっと惹かれたのかわからんけども。


「ぼく」は自分でも自分の感情の行き先をわかっていないのかな…?相当長いこと浮気彼女の二番手としてやってきて好きって気持ちだけじゃもうよくわからんってとこまでやってきたのかもしれない。悲しいけど大人になったな…。
「ただ酔う度に彷徨う旅路 毎時毎分毎秒もうわかんないよ」のあたりからして浮気彼女と本命彼女との往復で罪悪感と浮気彼女への恋と本命彼女への愛情わけわからなくなってるんじゃないでしょうか。
いっそこのまま…を望んでいるあたりどっちかというと浮気彼女への恋が強いんだろうと思うけど幸せというよりは何もかも有耶無耶にしてしまいたいっぽい。しっかりしろ。


もしかしたらこの「ぼく」は浮気彼女がこんなに自分に本気になっていることを知らないままなのかもしれないなとも思う。だって知ってたら飛びついていくでしょきっと。
あとお前浮気相手宅にタクシー呼んでタクシーで帰ってるんか。タクシー会社察してるぞ。


【静かに閉まるドアの音
口には出さないおかえりの言葉
予感振り払う頭の隅の隅の方
徐々に褪せる鮮度
寝るの同じベッド 二人が作る平行線上
別々の夢を見る HAPPYEND
バカじゃないの私も どこにも行けないよ
だから今はこのままでいよう… 】


本命彼女のターン。
もっと静かに帰って来い…彼女に気づかせるな…。

おかえりって言いたいけど口に出せないのしんどすぎる。だってもしも浮気相手の家からの帰りじゃなければ気づいて起きておかえりって言って一緒に寝るじゃん…。
おやすみを言えないあたりで「私」はほぼ確実に気付いてるけどまだ信じたいから予感を振り払ってるんだよね。
「別々の夢を見る HAPPYEND」は彼女が「ぼく」と別々になるHAPPYENDの夢を見てしまったのかな。それがきっと正しいと思いつつバカじゃないのと自嘲しながらどこにもいけないよって許容してしまうんだね。つらい。


【きっとね、きっと
明日も会えるよ
ねぇもっと、ねぇもっと
深く落ちていくよ
いっそ、ねぇいっそ
なんて言わない
can you feel tonight
can you see tonight】


ここまでの各パートを踏まえてこの部分を聞くと浮気彼女からしたらずるずるとした幸せに落ちていくようで何も変われないまま。本命彼女からしたらただただ不安の中に沈んでいて、3人それぞれが「明日も会えるよ」って言い聞かせててこれはもう「ぼく」が無自覚な悪魔ってことになる。いや「ぼく」もまた悩んでいるんだろうけども。


【夜明けの外灯に青白く照らされて思う
「引き返そう」なんてさ
whatever…うまく笑えれば】


ラスト。「しずかにさよなら」をしたのはぼくで確定だし「引き返そう」って考えるのはぼくくらいかな…と思うので多分ぼく視点。
夜明けの外灯を進んでいるってことは「朝焼けが来るまで」一緒にいた浮気彼女の家からの帰り道で、「最後のまたね」を言った後。未練を残しつつ本命彼女を選んだんだろうなと思います。うまく笑えればじゃないんだようまく笑うんだよこの先一生…もう二度と彼女に悟らせないでちゃんとHAPPYENDだと思わせてあげて欲しいしHAPPYENDだと思っていて欲しい。


おわり。

「ぼく」への怒りに溢れた考察になってしまった。思いっきり同時進行で付き合ってるしね、浮気相手にも罪はあるけどやっぱりぼくがしっかりしろって気持ちになってしまう。許せない!!!!!(cv:菊池風磨)

結果としては3人とも思惑がこんがらがっていたすれ違った道を正した全員にとってのHAPPYENDではあるのかなと思う…多分…。

受け取り方がどうとでも出来る部分があるのでコンサートで風磨くんがどんなふうに視覚化してくれるのかが楽しみです。